本のあらすじ
It’s okay to be…
外見の違い、人種の違い、考え方の違い、みんな「違うのが当たり前」と、大胆な色合いのイラストが文章にピッタリ合っていて子どもにも理解しやすく説明されています。
It’s okay to have different moms. (別のお母さんがいてもいいじゃない)
It’s okay to have different dads. (別のお父さんがいてもいいじゃない)
It’s okay to be adopted. (養子でもいいじゃない)
本のメッセージ
It’s okay to be different. You are special and Important just because of being who you are.
Love, Todd
みんな違っていい。受容、理解、自信という重要なメッセージを、大胆な色合いのイラストと共に子どもに分かりやすい例えで伝えています。多文化主義と多様性を受け入れ、自分の個性に感謝し自信を持つことを伝えています。
わたしのレビュー
海外では養子縁組やステップファミリーの件数も多く、20年も前にこういった家庭の違いを題材にしているところに文化の違いを感じます。
我が家もステップファミリーなので、息子に「我が家の家族形成」を説明するきっかけにもなりました。
20年間もベストセラーであるこの本は、子ども達が自分の個性を受け入れ他人の受け入れと自信を通して、自分であることが喜ばしいというメッセージを伝えています。
生き物はDNA上、自分が所属する仲間以外は差別や疎外するようになっているように思います。しかし私たち人間は「他者の違い」を受け入れ、自分も受け入れられることにより、人生をより豊かにし、そうあるべきだと教えられてきました。人種、学歴、出身、宗教未だに差別がなくならない世の中ではありますが、グローバル化していく未来を生きる現代の子ども達が皆、この本のような考えを持てたら世の中はまた大きく変わっていくのでしょう。
右に習えの昭和の時代を生きた私には、これほど強く「自分が他と違うことがいいことなんだ」と伝えてくれる本が新鮮でもあり、自分のために購入しようかと思ったほど気に入りました。
自己受容を高められるせいか読み終わるとハッピーになれる不思議な本です。
『It’s Okay To Be Different』購入リンク
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