
こんな絵本
感情を知って自己理解や共感能力を高める
本書は様々な感情をテーマにしており、その内容はシンプルでありながら深いメッセージを持っています。色とどりのイラストとともに、「嬉しい」「悲しい」「怒っている」など、子供たちが日々感じる様々な気持ちが描かれています。このような具体的かつ視覚的なアプローチによって、子供たちは自分自身の感情について考える機会を得ることができます。
絵本のストーリー

Sometimes I feel silly.
(ときどきふざけた気分になる)
Sometimes I feel scared
(ときどき恐怖を感じる)
Sometimes I feel silly. (ときどきふざけた気分になる)
Sometimes I feel like eating pizza for breakfast. (たまに朝食にピザを食べたくなる)
Sometimes I feel brave. (ときどき勇敢に感じる)
Sometimes I feel like trying something new… (たまに新しいことに挑戦したい…)
この本には「嬉しい」「悲しい」「怒っている」「恥ずかしい」といった基本的な感情から、「驚き」や「不安」といったより複雑なものまで、多岐にわたる感じ方が描写されています。それぞれのページには、その感情と関連した短い文章も添えられており、読者自身がその気持ちについて考える機会を提供しています。
ページごとに異なるキャラクターが登場し、それぞれが特定の感情を象徴しています。子ども達は読者は各種の気持ちを視覚的かつ直感的に理解できます。
子どもたちが自分の感情を認識し、他者とのコミュニケーションにおいて重要なスキルを育む手助けとなることは間違いありません。特に、感情の多様性を理解することで、子どもたちはより豊かな人間関係を築くための土台を形成することができます。
レビュー
私たち生活の中で感じている絶え間なく変化する感情や、無意識な感情にも注目して表現することが得意で、大人の私たちもハッと気付かされるTodd Parr独特の視点が面白いです。
彼のトレードマークである大胆で明るい色と少しふざけたシーンは、子供たちに親しみやすく感情表現を学ぶ年齢の子どもにピッタリ!カウンセラーも勧めるトッド・パーの絵本は自己肯定感を高める内容のものが多く、私も大好きです。
ワンフレーズ ピックアップ
Sometimes I feel like doing nothing.
(ときどき何もしたくない気分になる)