変化を嫌う子どもの特徴と動物に対する愛情がストレートに描かれた絵本。自身の成長と変化を受け入れ、新しい始まりを自らのタイミングで踏み出す穏やかだけれどポジティブでエネルギッシュな物語。
本のあらすじ
ルーシーは幼い頃から一緒に育ってきたポニーのスマッジが大好き。しかし、大きくなったルーシーは小さな黒いポニーのスマッジに乗ることを卒業しなければなりません。
そこでパパがルーシーに与えたのは子馬のクーパーでした。
しかしルーシーはクーパーには乗りたくないと言い張りスマッジにしがみつきます。
さて、ルーシーはクーパーに心を開くのでしょうか？
レビュ
自身の成長と変化を受け入れ、新しい始まりを自らのタイミングで踏み出す穏やかだけれどポジティブでエネルギッシュな物語。
細かいディテールが描かれた水彩画の優しいイラストが非常に魅力的で馬好きに最適です。
私の息子は自転車に乗るのが大好きなのですが、彼は既に５台の三輪車・自転車を乗り継いできました。もう小さくなったり、レベルがアップし次の自転車に乗り換えるときにはルーシーと同じように嫌がっていました。
するとある日、急に自ら乗りたいって言い出すんですよね。
そして乗ってみると・・・
『I love my new bike!!』って毎回なります。
大人も同じですが、変化を受け入れるにはパワーが必要です。
子どもを信じて彼らのタイミングを待ってあげることってとても大切だと思います。
ワンフレーズピックアップ
Golden light crept over the horizon. A chorus of magpies welcomed the new day. The crisp air made Lucy’s breath appear like puffs of smoke.
It was a glorious morning for a ride.
(黄金の光が地平線を超えて光り輝き、カササギの合唱が新しい日を迎える。
さわやかな空気がルーシーの息を白く表した。
それは乗馬にはもってこいの素晴らしい朝でした。)Lucy and Copper
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