本のあらすじ
A big one! Right now!
大きなやつ!今すぐ!
小さいモンスターのLuluは、「今日はボクがボスだから言うことをなんでも聞いてね」とママに告げます。
Luluはキャンディーが乗ったケーキ、火を吹くロボット、鼻の長いゾウなどを要求しますが、ママモンスターは全て『No』と返事します。するとLuluはフェアじゃないと怒りはじめてしまいます。
そんなLuluに最後にYESと答えるママは、何を求められたのでしょう?
本のメッセージ
この小さなモンスターは、今すぐ欲しいものすべてを手に入れたいと思っています。ママモンスターは、彼が要求するものを全て与えることは出来ませんが、ひとつだけ今すぐ与えられる大きなものは・・・大きなハグです。子どもたちに、要求するもの全ては与えてあげられないけれど、抱擁(愛)はいつでもどこでも大きなものを与えてあげられるよと伝えています。
わたしのレビュー
以前に私が大好評をした『Potato on the bike』の著者Elise Gravelの最新作。このタイトルからわかる通り「イヤイヤ期」の時期の年齢が主人公だと思われる内容で、このタイトルを見た瞬間に借りるのを決めました。彼女の本は、同じ言い回しの繰り返しと最後にどんでん返しがあるパターンが定番のよう。
我が家のボスも(2歳児)いつも無理難題を要求してきます。そして、息子も要求するものをほとんどダメだと言われるので「こんなのフェアじゃない!」と気持ちを代弁してくれたLuluに共感したようでした。逆に私も息子はこんな気持ちでいるんだなと教えられました。
この本を読んだ後、欲しいものがもらえず怒って泣いていた時に、「You can have a big hug, riht now」というと、一瞬本を思い出し泣き止みました。が、ハグはいらない!と怒られました。(泣)