
こんな絵本
未知のものへの恐怖心にポジティブに向き合う絵本
著者Wai Mei Wong のデビュー作である『ハローダーク』は、暗闇を愛嬌のあるキャラクターに置き換え、暗闇くんと友達になるという、ポジティブ且つ友好的なストーリーで恐怖心を克服していくマインドフルな英語絵本です。
本のあらすじ

夜になると、誰かが歩く音が聞こえる・・・
そこにいるのは分かっているんだよ、暗闇くん。
きっと君はひとりぼっちで寂しかったんだね。
一緒にお話ししたり、羊を数えたり、ヨガをしたり・・・
眠りにつくまで音楽を聴いたりしようよ。
小さな男の子は、暗闇と会話することで、暗闇への恐怖に立ち向かいます。
レビュー
目に見えない未知のものへの恐怖は、人間として自然な反応であり、小さな子どもたち特有の経験でもあります。就寝時の暗闇がその一例で、多くの子どもたちは夜になると不安感や恐れを感じることがあります。
子どもたちは大人よりも想像力が豊かであるため、未知なるものへの恐れがより強く表れる傾向があります。光が消えることで視覚情報が途絶え、「何か」が潜んでいるかもしれないという漠然とした不安感が増大するようです。
「鬼」や「お化け」といった存在が現実には存在しないにもかかわらず、子どもの心の中で具体化される原因は、周囲の大人たちから受ける影響や、物語やアニメなどから得た情報によっても強化されるようです。
しかし、このような恐れは適切な理解とサポートによって和らげることが可能です。親や教育者は、子どもたちが安心して成長できる環境づくりに努めることができるといいなと思います。
恐怖に対処する方法
子どもの恐怖に対して親ができることは多くあります。
一つは、安全な環境を提供すること。
就寝前に部屋を明るくし、小さなナイトライトを使用することで暗闇への不安感を軽減させることができます。
また、「お化けはいないよ」といった言葉で安心感を与えるだけではなく、一緒に探検したり、お話をしてあげたりすることで、その恐れと向き合う手助けとなります。
ストーリーテリングや絵本の活用で恐怖心の解決策を一緒に見つける。
子ども向けの物語では、不安や恐れと向き合うキャラクターが登場し、ストーリーを通じて自分自身の感情について理解しそれに共感できるようになることで、恐怖心への解決策を見つけ出すことができます。
ピックアップ ワンフレーズ
Hello, Dark. Let’s be friends.
(こんにちは、暗闇くん。友達になろうよ)Hello, Dark