本のあらすじ
タイの難民キャンプで産まれたカリアは、母親、父親、2人の少女、および祖母を含む家族は非常に貧しい暮らしていたことを振り返ります。
いとこが彼女の服を洗い、カリアの妹のドーブが年配の女性の入浴を手伝っています。おばあちゃんの手と足の手入れを手伝うのは、カリアの役目です。
カリアはおばあちゃんの変色してカチカチになった足を見て、彼女に質問をします。
おばあちゃんがどのようにして孤児になり、靴を履かずに別の国で育ったか、おばあちゃんが虎に直面したときにどうしたのか、幼い兄弟の世話をして、どうアメリカ移住したのかの話を聞きます。逆境の人生にもかかわらず、おばあちゃんは常に笑顔で人生の挑戦を続けています。
世界で「最も美しいもの」、それは一本の前歯しか残っていないおばあちゃん笑顔(外見ではない)なのです。
レビュー
この実話は、著者の子供時代に基づいており、アメリカに難民移民したモン族の多世代家族が背景となった物語です。家族の絆の重要性と経済的困難な状況でも発揮する、人間の強さや忍耐力、家族のつながりを伝えています。
物語は、カリアが歯の矯正をしたいと願うのですが、家族はそのお金を支払う余裕がないことから話が始まります。カリアは、歯並びだけが彼女の美しさを表さないということを理解しています。それは彼女が尊敬している祖母がたった一本の前歯しかなく、その祖母の笑顔が素敵だと感じているから。
私もよく祖母に昔の話を聞きました。私もカリアと同じように、祖母の苦労した話を聞いて感銘を受けていた事を思い出しました。
高齢者に尊敬の意を表すことをベースにした、本当の美しさとは外見ではなく、逆境の中でも笑顔でいられる内面の強さが人間の美しさをであると教えてくれる英語絵本です。
ワンフレーズ ピックアップ
Her smile was the most beautiful thing.
(彼女の笑顔が一番美しかった)The Most Beautiful Thing
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