男の子のからだと女の子のからだのつくりの違いや名称をどのように説明しますか?子どもが疑問に思う男女の身体の違いをわかりやすい説明とイラストで伝えています。
本のあらすじ
ネリーとガスの姉弟が家族でビーチに出かけるシンプルなストーリー。
男女の体のつくりで違うところはどこか、同じところはどこかを両親と一緒に学びます。
Boys and girls have one chest, two nipples, one waist, one tummy, one bellybutton, one back, one bottom – two legs, two knees, two feet, two heels, and ten toes.
So do women and men. And so do babies.
男の子と女の子には、胸が 1 つ、乳首が 2 つ、腰が 1 つ、おなかが 1 つ、へそが 1 つ、背中が 1 つ、お尻が 1 つあり、脚が 2 つ、膝が 2 つ、足が 2 つ、かかとが 2 つ、足の指が 10 本あります。 女性も男性も同様です。赤ちゃんも同様です。
Inside their bodies, girls, baby girls, and women have a vagina, a uterus, and two o「varies.
But baby boys are not born with a vagina, or uterus, or ovaries.
女の子、女児、女性の体内には、膣、子宮、2 つの卵巣があります。 しかし、男の子の赤ちゃんは、膣、子宮、卵巣を持って生まれません。
レビュー
私の息子は男女の違いに気づいたのが少し早かったように思います。英語では二人称を使って話すからでしょうか?「男の子にはおちんちんがある。けれど女の子はおちんちんがないから、お尻からおしっこをする」と言っていたので(かわいい)、説明に困りこの本を買いました。
性教育の適切な開始時期は文化や社会によっても違うと思います。一般的には子どものカラダが大人になる10歳前後が適していると思います。この絵本は性教育の前の段階(3〜5歳)で、男女のカラダの違い、性器の正式名称、プライバシーな場所であることと他人の身体への尊重などを学ぶのに適した絵本だと思います。絵本の中では、尿道、膣、肛門などは下記のようにopeningsと説明されて、なるほどと思ったのでシェアします。
「Between their legs, girls, baby girls, and women have Three Openings. They have an opening where pee comes out, an opening to the vagina, and an opening where poop comes out. But baby boys are not born with an opening to the vagina.」
女の子、女の赤ちゃん、女性の脚の間には 3 つの開口部があります。おしっこが出てくる穴、膣の穴、うんちが出てくる穴があります。しかし、男の子の赤ちゃんは膣への開口部を持って生まれません。
この絵本を読んだ後、息子はVaginaという単語を正しい発音で学びました。ただ、それがどういった働きをするかを理解できるのは次の段階だと思います。
著者ロビー H.ハリスの性教育の絵本『It’s so Amazing!』も買ってみました。(リンクは下にあります)「赤ちゃんてどうやってできるの?」「体の内側と外側」「月経・射精」も科学的に図解とマンガで説明されており、現代社会でも増えてきた多様な性や家族、養子、性虐待、エイズなども解説されています。性差別や性虐待など、触れにくいテーマですが、触れにくいからこそ正しい知識を教えることは大切だと思います。
子どもを守るためには危険な状況を回避することや安全な行動を教えることが大切なので、「プライバシーを尊重し、他人に自分の身体をさわられることは許されない、また他人も同じように尊重するべきという概念」を教えるのに、性教育はとても重要だと思います。
こちらは日本語版もあり。
『Who Has What?』購入リンク
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Let’s Talk about You and Me シリーズ
It’s so Amazing! 購入リンク
[8歳からの性教育の絵本]
ロビー H.ハリスの性教育絵本:It’s so amazing!
日本語タイトル:とってもわくわく! するはなし
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