本のあらすじ
ベアーはお昼寝のために公園を去らなければいけませんでした。帰り道に転んで怪我をしてしまったし、お気に入りのブーツは家の外で脱がなきゃいけない!何もかもが面白くない!!感情が爆発して泣き叫び、目の前の椅子を押し倒し、しばらく床で泣き喚くベアー。
しばらく時間が経つと・・・
本のメッセージ
小さなクマが自分の思い通りにならなくてフラストレーションを感じるこの感情を「Mad(怒る)」という言葉で表現すること。また小さなクマが怒りの感情を自ら沈めることができたという結果がこのストーリーの重要なメッセージです。怒りの感情をおさめる方法も教えてくれています。
わたしのレビュー
イヤイヤ期真っ只中、2歳の息子はとにかく怒ります。ベアーと同じように、怒ると周りの物をひっくり返して泣き叫びます。ベアーに共感したのか怒ってるシーンは真剣に聞き入っていました。
この本を読んだ後です。怒ってた息子に「Mad mad Bearなの?」と聞くと、ハッと気づいた様子でYesと答えた息子。その時にようやく以前から知っていた「mad」という言葉と実際の自分の感情(概念)が頭の中でつながったみたいです。その後から、I’m madと言葉で伝えられるようになりました。同時に悲しいという感情を表す言葉があるということも気づいたみたいです。
I’m mad or sad と言えるようになると、その後に「どうして怒ってるの?どうして悲しいの?」と聞けるので、泣いている子どもの気持ちが落ち着く手助けにもなります。
そうそう!息子が怒った時にやたら鼻息荒くフーフー言ってると思ったら、この本で教えてくれた怒りを鎮める方法(ゆっくり呼吸する)をやっていました。偶然だったかもしれませんが・・・笑
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