
こんな絵本
死について話し合うきっかけになる絵本
人は死んだらどうなるのか?
セラピストからアーティストに転身した作者による「Bird is Dead」は、子どもにわかりやすい「死んだ」や「遠に消えた」といったダイレクトな言葉を使用し、「死について」を遊び心のあるイラストやユーモアのある鳥たちによって、受け入れやすく説明しています。
絵本のストーリー

昨日まで生きていた
鳥が死んでしまいました。

「本当に彼は寝てるだけじゃない?」
「いいや、仰向け+ 足を上げる = 死んでいます。」
他の鳥たちは突然の死による悲しみ、怒りなどさまざまな反応を示しました。

「彼は僕のベストフレンドだった」
「僕もだ」
「いやー僕はそうでもなかったな。彼はいつも俺が口からこぼした食べ物を盗み食いしてたしな。」
様々な感情を抱きつつも鳥たちは毅然とした態度で喪失を受け止めて死んだ鳥を掘った穴に埋めます。

葬儀のとき、一羽の鳥が歌いたがったので、他の鳥たちは亡くなった人を祝おうと考えるようになりました。
葬儀の後、彼らはお茶とミミズかケーキを食べながら、まだ悲しい気持ちはありますが、バードについての楽しい思い出を思い出します。
彼が心の中で永遠に生き続けることを慰めるのでした。
絵本のレビュー
子どもには未知で不気味な謎の「死の世界」は、実際に体験したことがないと理解しがたいと思います。5歳前後になると「死」についてはっきり理解してはいないものの単語を使い始め、はっきりと理解できるのは6〜7歳だと言われているようです。
この本は、死に直面したときに子どもの心に浮かぶ可能性のある疑問を詰め込んだもので、イギリスの低学年生のリーディングリストにも載っている絵本です。
言葉で説明するのはなかなか難しいですが、以下のことを伝えられるようにと描かれた絵本です。
人が亡くなったらもう二度と会えない現実。また、その人たちが心の中で生き続けるという概念。
周囲の家族や友人による喪失感や悲しみを受け入れ、それによる悲しい感情を整理して前へ進むこと。
遺体の処理方法(火葬・埋葬)
死は必ず訪れるものであり、他者の死と向き合いながら日常生活へ戻っていく姿が描かれています。残された者は順番にそれを受け止めて前きに生きていくことが大切だと伝えたいと思います。
絵本からワンフレーズ
Bird is dead
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鳥は死んでいる
“Die” と “Dead” はどう使い分ける?
diedとdeadの最大の違いは、「died(過去形)」は出来事が起きたことを表す動詞で、「dead」は現在の状態を表す形容詞です。
動詞:die(死ぬ) 形容詞:dead(死んでいる)
DIEの例題
・My grandfather died twenty years ago.
「私の祖父は20年前に死にました」
・It’s(=It has) been twenty years since my grandfather died.
「私の祖父が亡くなって20年になります」
DEADの例題
・A old woman was found dead inside a car.
「年老いた女性が車の中で死んでいるのが発見された」
・The guy was shot dead at the scene.
「銃撃犯はその場で射殺された」