本のあらすじ
あなたは計画や目標を達成しようとするときに、思いがけない問題や障害に直面した時、どうしますか?
この本は、ずっと悩んでいる問題があって、それをどうしたらいいのかわからず苦しむ子どもの物語です。しかし、子供が最終的にそれに直面する勇気を奮い立たせ問題に向き合った時、問題の原因がなんであったかを突き止めた時、それは今まで恐怖を感じていたものとは全く異なるであろうと教えてくれます。
ふっと気づけば常に身の回りにある問題。
イライラしたり、気づかないふりをしたりしたけれど、一向に解決しない。
全てを奪われてしまったら、どうしよう・・・。怖いよぉ。
時間が経てば経つほど「問題」は大きくなって、逃げれば逃げるほど避けられなくなっていく。
いつも不安で心が休まらない毎日。
もう限界だ!この問題を解決するんだ!
恐怖心がより問題を大きくしていたんだ。
苦痛だし怖いけれど僕は問題に立ち向かわなければいけないんだ!
いざ問題に向き合ってみると、その問題は僕が考えていたものとは違った。
問題の中心には『なにか美しいもの』があった。
この問題は、自分自身を知るチャンスだったんだ!
そして、その問題を解決をするために、勇敢に立ち向かい、解決したことでまた一つ成長したと自信が持てる機会となった。
そして僕は今、『問題』を違う捉え方ができる。
もう二度と怖がることはないだろう・・・だって『秘密』がわかったから。
レビュー
この絵本は、「悩まされている問題」をどう受け止めるか、また考え方を変えて問題の原因を受け止めるかを教えてくれる絵本です。
子どもだけに伝えているメッセージではありません。
大人の私たちも日々の生活の中で選択と何かしら問題にぶつかりストレスを感じることがあると思います。変えられない事実に悩むのではなく、その問題をどうとらえるかという自分自身の考え方にあると、この本を読んで気づかされます。
人生には決して変えられない辛い現実にもぶつかる事が多々あります。そんな時、その問題をよく見て、なぜそれがここにあるのかを考える事を自問自答しながら自分と向き合うこと。そして自分に降り掛かる問題(失敗)は決して『悪いことではない』ということを覚えておくこと。なぜなら、その問題を通してあなた自身について新たな発見ができ、問題を解決できたという経験は次の勇気に繋がるから。
少年が見つけた「秘密」とは・・・
それは、「問題の解決方法は自分の中にある」こと。
また、「降りかかる問題は自分自身を成長させてくれるためにある」ということ。
ではないでしょうか?
『What Do You Do with a Problem』購入リンク
ポチップ