
こんな絵本
大好きなマミーの真似をするも何故かマミーには理解してもらえない、小さな女の子の素朴で無邪気な疑問。
「大人から見た子どもの不思議な行動」「子どもから見た大人の不思議な行動」をユーモアのあるストーリーをパステルカラーの水彩画で描かれた絵本。
絵本のストーリー

私がマミーが飲んでるコーヒーを飲もうとしたら・・・
Oh my, oh no! あなたは飲んじゃダメよ。これはアナタには良くないわ。
じゃあ、マミーはどうして良くないものを飲むの?
お手洗いに行って、自分で紙で拭こうとしたら・・・
Oh my, oh no! トイレットペーパー全部出しちゃったの?
ワタシ綺麗好きだから、自分でキレイにしようとしたのよ。
マミーを喜ばせようとお絵描きしたら・・・
Oh my, oh no! どうして壁にまでお絵描きしちゃったの?
マミーは私のアートが好きじゃないみたいね。
マミーがどうやってケーキを作るか見せてくれたから、大きなケーキをマミーに作ってあげる!
Oh my, oh no! 小麦粉で何したの?そこらじゅう粉だらけじゃない!
ハッピーバースデー!マミー!マミーに大きなケーキ作ったよ!
毎晩ママが絵本を読んでくれるように、私も自分で本を読んだら、マミーは笑いながらこう言った。
Oh my, oh no! 本を逆さまに持ってるわよ。
マミーは逆さまの絵に気づかないの?
おかしなマミー。彼女は全然わかってないわ。
きっとマミーは背が高いから、ワタシの高さから見えるものが見えないんだ。
ワタシと同じ頭を持ってるけど、マミーには(ワタシの行動に)疑問ばかりみたい。
マミーは話すのがとても早いし、たくさん難しい言葉を使うから、きっと考える時間がないのね!
レビュー
2歳ごろから始まるイヤイヤ期は子どもの自立心が芽生え始めた証拠です。子どもの自立心を育てることは、彼らが成長する上で非常に重要なこと。自立心がある子供は、自分で問題を解決し、責任を持ち、自己決定能力があるため、より成功しやすくなると言われています。
この本を読んで、女の子のマミーと同じように「Oh no! なんでこんなことしたの?!」と、ついつい大人の常識で批判的な態度をしてしまっていた自分を反省しました。息子が自分自身で考えた上での行動や表現を「失敗」だと思わずに、彼の自由や意見を尊重するべきでした。
今後は、どうしてこう思ったのか先に息子なりの理由を聞いてから、親としての意見を伝えていこうと思います。
ワンフレーズ ピックアップ
But when I go to hug her.
We smile at each other with our eyes.
She understands me.And that’s the most important thing of all.
(マミーをハグしたら、私たちはお互いに微笑み合い、マミーは私を理解してくれます。
それが一番大切なことです。)Oh My, Oh No!